「恋の赤ペン先生」とは

夏ですね、今回は夏らしく怖い怖い、ホラーな話をしましょう。

経験ある人もない人も暇つぶしにお聞きください、お読みください。

あのー、良く行われる議論でお相手の携帯を見るか見ないかみたいなのありますよね？女子は言います、やましいこと無いなら見せろと、男子は言います、なんで見せなあかんねんと。ただこれでは一向に平行線で妙なわだかまりが残りますよね。

僕は遠い昔に、２回ほど彼女に携帯を見られたことがあります、遠い昔ですよ、若い頃ですよ。どちらも同じ状況でした。深夜寝ているとき、ふと殺気を感じて目をあけると暗闇に”正座”して座っている彼女の顔が携帯の画面の光に浮かび上がってるじゃないですか。直感で何が起こっているか気付いた僕は敢えて慌てて起きることをせずに「どうしたの？」と冷静を装って聞きます。どうしたも何も分かってます、このあと嵐がくることを。彼女は携帯を腹あたりにポンって投げてきます、その時の感触は今でも忘れることができません。２回ともほぼ同じシチュエーションでした、暗闇に正座で座っていました。

つい先日も、後輩Tが寝ていると深夜に誰かに起こされてふと目を覚ましてみると正座して自分の携帯を持っているもちろん彼女が。その時、後輩は死を覚悟したそうです。

うん、てか、なぜ正座！？怖いっつうの。僕たち男にはその正座がこう見えてるんです。

多分おれはこのまま殺される、です。なぜ必ず正座なのかということをこの前、男だけで話あったところ、携帯を勝手に見てしまった罪悪感を丁寧な正座で打ち消してるんじゃないかということになりました。打ち消せてません！し、僕たちのパニくりは多分、貴女たちの想像を絶してます。もう一層のこと寝てる時にひと思いに刺してくれれば良かったのにとすら思います。

いまはスマートフォンになって、パスコードが出来たことによって僕たちも安心して日々を過ごしてます、パスワード変更にも余念がないです。ただ女子のみなさんに朗報です。彼がパスコードを押してる時、じっくりと瞳を見てください。彼の手の動き、番号が彼の瞳に映り「見える！見えるぞ！」ってなります。僕テストしてみました、見えます。もちろん、サングラスのときは”ラッキーチャンス”です。ちなみに前述した後輩はパスコードの番号を誕生日にしていたようです、この期に及んでそういう詰めの甘い人もいます、気になってる方は、是非お試しを。

今回、男性のみなさんからしたら余計なこと言うな！ってお思いかもしれませんが、違います。気を引き締めていけと言うことです！ふと気を抜いた時に奴らは来る。

あと、女子の皆さん一つだけお願いがあります。携帯を見てその怪しい相手を確認したとき、その相手に電話しろとか言うのマジやめてください、絶対にしないです。そして、こっちがヤダって言ったら、じゃあ私がするっていうのもやめてください、「君がすればいいじゃん」って言ってるわけじゃないので、ひとつよろしくお願いします。ちなみに男子の皆さん、もしそういう相手がいるのであれば予め相手にはこう言っておきましょう、もし電話かかってきたら「単なるマイミクです！」って言えと。良くわからないですけど納得してもらえそうですよね。

以上、怖い話でした。あと、全てフィクションです。

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宝島社「steady.」8月号　昨日発売してます。

「恋の赤ペン先生のなんだかデート日和なんだ」（P146）、連載中です。

表紙は僕じゃなくて、石原さんです。

※
恋の赤ペン先生のメール指導には稀に過度の偏見が含まれてますので、そこは笑うところです。そんなの絶対嘘！って躍起にならないでください。なった方が負けです。

忙しくて、ずいぶんあけてしまってすみません。忙しいと愛だ恋だと考えてる暇ありませんね。
あと、来年からトークショーを再開するので少しネタをじらし始めてるところもあります。

そして、ちょいと余裕ができたので今日の授業です。
今日は、違う趣向のお話です。

よくこの『恋の赤ペン先生』の”メールで落とせ”というソレに対して、「それは結局見た目が良い人が成功する話じゃないでしょうか？」という意見を頂戴いたします。ふむふむ、言いたいことは分かりますが、そもそも見た目が良いってどういうことでしょうか？美男美女とかそういうことでしょうか？それってあんまり関係ない気がします。要は性格が良いか悪いかだと思います。

気付くと性格が悪い人になっていませんか？

例えば、

合コンで、１人のちんちくりん女がいたとします、ブスとかそういう表現は使いたくないので、まあそれはもうちんちくりんです。その娘と話をしていて、こんな会話になったとします。男の子が

「仕事何してるの？」と、何気ない会話です。

女の子は

「居酒屋でバイトしてる」と、なので男の子は

「どこで？」と、普通にある会話です。

女の子は店名というより、お店がある駅名を答えます。すると、男の子はそれが自分の知ってるというか地元の駅だということを知ります。当然、男の子は会話の糸口を掴んだと、せっかくなので驚いて見せて聞きます、

「え！おれの地元の駅だよ。なんて店？」と聞きます、そう、なんて店？までです、店名までしか聞いてません。なのに、ちんちくりんは

「来るから、絶対言わない！」

はて、誰が行くって言ったでしょうか？てか、そんなこと言われたら絶対いかねーし、ちんちくりんがいる店ぜってーいかねーし！って思うじゃないですか。これが例え、見た目が言うところの美女でもですよ、性格わりいなって思うじゃないですか、こんなこと言われたら。でもこれをね、同じちんちくりんでも

「えー、教えたら来てくれる？絶対来てくれないでしょ〜（肩パン）」

って肩パン（良いから女子は肩パンいれとけ）いれらながら言われたらどうでしょ、同じちんちくりんでも、あれ、可愛いなってなりますよね。男ってそうですよね。絶対行くし！ってなりますよね。なんていうかその場もダチョウ倶楽部よろしく”和気あいあい”になるじゃないですか、

はっきり言ってこの違いです。見た目なんて、まあ、どうでもいいです、この会話のやりとりができるかどうかです、愛嬌と可愛気です。だからメールでその可愛気を出しましょうって話を僕はしてるんです。

あと、彼氏いない、結婚できないと長い間嘆いている女性はとりあえず、Twitterをやめたらいいんじゃないでしょうか。Twitter内で自分がフォローする人によって作られた理想というか仮想を、現実にも求めすぎて、勝手にギャップが出来ちゃってる気がします、加えてそのギャップに生まれた愚痴をTwitterで吐露して本末転倒です、はっきり言って、Twitterで仕事や生活の愚痴を言うような女性を見るのは、男にとってそんなに良いもんじゃないですからね。なので、彼氏が欲しくてしょうがない女性は、Twitterやめましょう。

以前、良い女の条件として、荷物が少ないってのあげましたけど、もう１個追加です、Twitterやってない、です。
あと、何度でも言いますが、積極的に肩パンいれていきましょう。

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恋の赤ペン先生のメール指導には稀に過度の偏見が含まれてますので、そこは笑うところです。そんなの絶対嘘！って躍起にならないでください。なった方が負けです。

間があき過ぎてまいましたね。謝る気はあるんですが、謝る必要もないと思っています。あの、コンビニのレジでも銀行のATMでもいいんですけど、後ろに人が並んでるのに、自分の鞄に物をしまうまでそこをどかないのはなんなんですかね。そこどきながら財布とかしまえるじゃないですか。すぐどいて欲しいんですよね。こっちが頭の中で「この世からどけ！」って思ってるのに気付かないんですね。

それでは今日の授業です。

彼氏のいない女子諸君、まさかいまある自分で勝負しようなんてバカなこと思ってないですよね。いまある自分じゃ無理だから！ってことで、別に整形しろとかそういうことを言っているわけではありません。

要は伏線を張りましょうということです。

例えば、彼氏がいないのに、ショートヘアーとか論外です。意味が分かりません。髪は常に伸ばしておくべきです。好きな人が出来て口説く為に、必ず役に立つでしょう。なぜなら、男はみんなショートヘアーが好きです。だけど、万年ショートヘアーがいいと言ってるわけではありません。ロングヘアーからショートヘアーになるのが好きなのです。

はたまた例えば、普段高いヒールとか履いておきましょう。それで、居酒屋でもなんでもお座敷があるところにご飯食べに行って、普段の高いヒールを脱ぐといきなり背が低くなって男はウオーーーってなります。家とかでもいいですね。みんなでホームパーティーとか開いて、そこで背が低くなってるのに追加して、大きめのスリッパ穿いてると男は完全に萌えます、てか燃えます。

これは俗に言う”ギャップが大事”というくだらないもんではありません。だって、ギャップってのは自然に作って出来るものじゃないでしょう。外ではツンツンしておいて、家ではアマアマ・・・ツンツンの段階でむかつかれるわ！とかあるじゃないですか。だから、それは効果がないと。

ということで、「恋は伏線」です。みなさんも世界中に”恋の伏線”を張り巡らせましょう。

※
恋の赤ペン先生のメール指導には稀に過度の偏見が含まれてますので、そこは笑うところです。そんなの絶対嘘！って躍起にならないでください。なった方が負けです。